DKHスタジオ潜入レポ

PART 2

 

 12時。お昼だ。ここで休憩、一息ついてのんびり食事タイム・・・。と思っていたら、みんなそれぞれ用意していたパンやおにぎりなどをかじりながら台本のチェックを始めた。中にはまったく食事をしようともせず、今のダンスの反復練習を続けるスタジオ生の姿も。発表会が近いということで時間の余裕がない、というのもあるが、何人かに尋ねたところ、普段もだいたい10〜15分程度で食事を済ませ、午後のレッスンに臨むんだとか。彼らの演技者を目指す真剣な姿勢がヒシヒシと伝わってきた。

台本のチェック中
台本の変更箇所をチェックする

演技指導に当たる越川氏
自ら実演して指導する越川氏

 午後からは発表会の演技の部分の稽古が始まった。ここでは座長越川大介自らが指導に当たる。

 ここでいきなり重大発表が! スタジオ生のひとりがスケジュールの都合で発表会に出られなくなってしまったのだ。その人のセリフを他の者に割り振るため急遽台本に直しが入る。真剣な面もちで台本をチェックするスタジオ生達。

 この日は第3期スタジオ生の応募者が何人も訪ねてきて、越川氏はレッスンと面接とでスタジオと事務所を行ったり来たり。かなり忙しそうな様子であった。スタジオ生達は、越川氏が席を外している間も、自分たちでリハーサルを進めていく。また、発表会に間に合わせるため、それぞれのバイトのスケジュールなどを調整し、みんなが揃う時間を確認して練習時間を確保する相談。   スタジオのレッスンは基本的に火木土の週3回。10時から15時まで。しかしそれ以外の時間帯でも、スタジオが空いていればいつでも生徒に開放してくれる。スタジオ生は自分の空いた時間にここへ来て自主練習をする

鋭い視線の越川氏
演技をチェックする越川氏

生徒同士でディスカッション
自分たちでアイディアを出し合い芝居を創っていく

ことができるのだ。
「早朝にやろう」とか「夜中にやろう」とか、”いつ寝るんだ、君たち?”と問いかけたくなるような意見がバンバン出る。彼らはすでに、『レッスンを受ける』とか『習う』とかではなく、『自分たちで創っていくんだ』という気概を持って臨んでいる。そういう意味で彼らはすでに”役者”であると感じた。そしてこれこそが越川氏が掲げる”実践教育”の成果なのかも知れない。
 自主練習の予定が決まると、面接を終えて戻ってきた越川氏に報告。「俺も時間が許す限り付き合うからな」と頼もしいお言葉。
 結局この日のレッスンは16時に終了。その後は仕事など予定のある人以外は残って自主練習に励むのであった。
 一日見学して感じたのは、スタジオ生達の芝居に賭ける情熱のすごさ。半端な気持ちでここの門をくぐった人は一人もいないということだ。そしてその情熱に情熱を持って応える講師陣。何かを創ろうとする人間のエネルギーがこのスタジオには充満しているようだ。

 さてさて、この拙いレポートでしたが、スタジオの雰囲気が少しは伝わったでしょうか? もし「自分の目で見てみたい」という方があれば、スタジオ見学は 随時受け付けていますので、まずはご連絡をくださいませ!

03−5371−9005

指導中
真剣な面もちで越川氏の話を聞く

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